Q.雇用保険の加入状態や履歴の照会方法

 さて今回は雇用保険の加入状態と履歴照会についてお話をしようかと思います。
就業したら加入している雇用保険の情報について皆さんはどれだけご存知でしょうか?

 実は私自身もある事例があるまでは雇用保険の情報をおざなりにすることが多く、どのような加入状態になっているのか前職の雇用保険履歴を確認することがありませんでした。

 ではなぜ状態確認や履歴照会を行う必要が発生したのでしょうか?
 
 それは就業した企業との雇用保険の問題で実際にこのような事例がありました。
就業中の雇用保険料が給与から既に差し引かれていましたが雇用保険の申請については被保険者番号を事前に聞かれたわけでもなかったため、雇用保険の申請がされてしまっていることに違和感を覚え情報の確認が必要になった事例です。

このようなケースの場合、情報の確認方法としても直接会社に問い合わせることも可能ですが、そういった場合、被雇用者の労働環境が悪化する、被雇用者の退職を想像させてしまうことから基本的には厚生労働省管轄のハローワークを通して確認する方が無難であり正確な情報が得られるようです。

 こちらとしても雇用保険の手続きがなされているのかどうかの提示がなされておらず、給与から差し引かれてしまい戸惑うばかり。申請手違いの可能性もあるため一度ハローワークに正確な情報の照会を求めることにしました。

 ではその場合どのような申請が必要なのでしょうか?

 インターネットで調べてみると厚生労働省のページに掲載している雇用保険被保険者資格取得届出確認照会票といった申請をすることで情報の照会が可能で加入状態はもちろん加入履歴の確認が可能なようです。

 早速ハローワークに申請書を提出して情報を照会してみると現在の加入状態や履歴の情報を開示していただきました。加入状態の情報を確認してみると現在の雇用保険は別番号で新たに雇用保険を加入してしまっており番号が分離している状態、その他加入履歴では退職というわけではないのに短期間で脱退している情報があったりと実際の雇用状態と情報にずれが生じていました。

そこはご担当の方と相談しながら情報の修正を図りましたが、実際に雇用保険の情報を確認することは今までなかったため、これまでの情報の状態を確認するといった意味では確認して良かったことを実感。

 本来このようなずれは生じるはずがないはずなのですが、長く働かれている方の中には転職が続き番号が複数存在してしまったり、情報にずれが生じてしまったりと自分が認識している情報と差異が生じている可能性があります。

 一般常識内では番号は名前と生年月日、住所などで新規登録した場合においてはひとつの番号に合算されるはずと考えていましたが、今回のケースでは実は就職した一社目が別番号のままとなっておりそのままになっていたという状態を発見。一生懸命働いて就業していたのに雇用保険情報として掲載がなかったこの状態は非常に悲しい気持ちになったのを覚えています。

 このような事例で思ったこと、新番号で雇用保険を取得した場合は被雇用者もそれを認識して一度番号を照会して後ほどハローワークに合算する処理を依頼したほうがよいかもしれません。

 雇用保険は被雇用者にとって大切な情報です。気になったら一度照会を。

 A. ハローワークに雇用保険被保険者資格取得届出確認照会票を申請